【福岡市】まぶたの下がりと「緊張型頭痛」の関係|眼瞼下垂の点眼薬「アップニーク」について
最終更新日:2026年10月22日
こんにちは。大濠パーククリニックです。
「頭痛や肩こりがなかなか良くならない」「午後から夕方に、おでこや目の奥が重く感じる」。そんなことはありませんか?
頭痛や肩こりの原因はさまざまですが、その一つに「まぶたの下がり(眼瞼下垂症)」が関わっている場合があります。
今回は、眼瞼下垂症と緊張型頭痛の関係と、後天性眼瞼下垂の点眼薬「アップニーク(一般名:オキシメタゾリン塩酸塩)」についてご説明します。
1. まぶたの下がり(眼瞼下垂症)と頭痛の関係
まぶたを持ち上げる筋肉の働きが弱まり、上まぶたが下がって視界が狭くなる状態を、眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)といいます。
まぶたが下がると、体は無意識にほかの筋肉を使って、見える範囲を広げようとします。これが頭痛や肩こりにつながることがあります。
■ 頭痛や肩こりにつながる理由
① おでこの筋肉(前頭筋)の緊張
まぶたが上がりにくい分、おでこの筋肉で目を開けようとします。これが続くと、おでこから頭、首、肩の筋肉がこわばり、締め付けられるような頭痛(緊張型頭痛)の一因になることがあります。おでこの横ジワが増えるのも、この筋肉を使いすぎることが関係しています。
② 姿勢のくせによる首・肩こり
見やすくするために、あごを上げたり前に出したりする姿勢になりがちです。首の後ろや肩の筋肉に負担がかかり、首こり・肩こりを伴う頭痛が起こることがあります。
■ まぶたが関わる頭痛によくみられる特徴
• 午後から夕方にかけて重くなりやすい
• おでこ、眉間、目の奥のあたりが重く感じる
• 頭痛薬やマッサージでは、一時的に楽になるだけのことがある
※頭痛には、くも膜下出血など急いで受診が必要なものもあります。突然の激しい頭痛、今までと違う頭痛、手足のしびれや話しにくさを伴う場合は、すぐに受診してください。
2. おでこの力で目を開けていませんか?簡単なセルフチェック
① 鏡を見ながら、左右の眉毛を指で軽く押さえ、上に動かないようにします。
② そのまま目を大きく開けてみてください。
眉を押さえると目が開きにくい、黒目の上が大きく隠れる、という場合は、おでこの力で目を開けているかもしれません。
※これは目安で、診断ではありません。気になる方は医師にご相談ください。
3. 点眼薬「アップニーク」(一般名:オキシメタゾリン塩酸塩)
眼瞼下垂症の治療は手術が一般的ですが、当院では、手術以外の方法として点眼薬による治療も行っています。
アップニークは、後天性眼瞼下垂の治療に使う点眼薬です。
■ 作用
有効成分のオキシメタゾリン塩酸塩が、まぶたを持ち上げる筋肉の一つ(ミュラー筋)に働き、上まぶたを一時的に持ち上げます。
■ 使い方
通常、1日1回点眼します。効果が出るまでの時間や続く時間には、個人差があります。
■ 頭痛との関係について
アップニークは眼瞼下垂の治療薬で、頭痛の治療薬ではありません。まぶたが開きやすくなると、おでこの筋肉の負担が減ることがありますが、頭痛が良くなるとは限りません。頭痛については、原因を確かめたうえで、それに合った治療をご提案します。
4. 自由診療(保険適用外)について
アップニークによる治療は、健康保険が使えない自由診療です。費用と副作用は次のとおりです。
■ 費用
• アップニーク点眼液0.1%(10本):2,000円(税込)
■ 主な副作用
• 目のしみ、充血、かすみ、一時的な頭痛などが起こることがあります。
• 閉塞隅角緑内障の方は、使えないことがあります。
• 高血圧、心臓の病気、甲状腺の病気、糖尿病のある方、またはMAO阻害薬などを飲んでいる方は、必ず事前にお伝えください。
■ ご注意
• 効果は点眼している間だけの一時的なもので、眼瞼下垂そのものを治す薬ではありません。
• 生まれつきの眼瞼下垂や、まぶたの皮膚のたるみが大きい場合は、効果が出にくいことがあります。
• まぶたの状態によっては、眼科や形成外科をご紹介します。
5. 当院から
当院では、持病や飲んでいるお薬を確認したうえで、診察・処方を行っています。
「頭痛がなかなか良くならない」「最近まぶたが重く、見えにくい」という方は、お気軽にご相談ください。
大濠パーククリニック
• 予約不要(受付時間:平日18:00まで/土曜15:30まで)
• 地下鉄「大濠公園駅」下車、天神・西新から約3分、博多から約9分