診療内容について

婦人科

  婦人科 当レディースクリニックでは産婦人科専門医が以下の疾患に対応します。

診察内容

更年期障害(詳しくはこちら)

低用量ピル(oc)(詳しくはこちら)緊急避妊薬(ここ)生理日移動(ここ)

子宮頸癌検診(詳しくはこちら)

 ☆なお、二次検診は対応してません。

乳がん検診 (触診&超音波)☆なお、マンモグラフィーによる精密検査は対応してません。 ⑤月経困難症(生理痛)、月経不順、子宮内膜症

、子宮筋腫、月経前症候群;PMS(詳しくはここ)骨盤内感染症;PID(詳しくはここ)

おりもの(帯下)の検査、治療(詳しくはここ)

性病検査&治療(カンジダ、トリコモナス、コンジローマ、クラミジア、淋病、梅毒、エイズ等)(詳しくはここ)

 ⑧妊娠検査(妊婦健診はしていません):尿検査及び超音波検査

⑨骨粗しょう症の検査と治療

ブライダルチェック(詳しくはこちら)

レディースドック(詳しくはこちら)

※婦人科(ピル等含む)というデリケートな診察内容のため.男性の診察日へのご入室は付き添いも含めて堅くお断りしております。

更年期障害     産婦人科専門医が対応します。

《更年期》 更年期とは、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し、女性ホルモンが欠乏した状態で体が安定するまでの時期を指します。 閉経(日本人の平均51歳)をはさんでその前後10年ぐらいの期間を指しています。 閉経が近ずくと、女性ホルモンの分泌が減少し、月経が不規則になって来ます。

《更年期障害の症状》 特徴的なのはホット・フラッシュ(のぼせと発汗)です。突然上半身が暑くなり、発汗します。 他に、手足の冷え、耳鳴り、 腰痛 、頭痛、肩こり、疲労倦怠感、頻尿、腟や尿道がヒリヒリする、性交痛など多彩です。 同時に、シミ、しわ等のお肌の悩みにも対応します。 《更年期障害の検査》 問診、小山の簡略更年期指数(SMI)、女性ホルモン(エストロゲン、FSH)、脂質、血糖、血圧、 必要に応じ、体脂肪率、BMI、甲状腺機能(FT4,TSH,超音波)、骨塩量、Zungの自己評価式うつ状態評価問診票(SDS)等の検査を行っております。 当院で行う主な治療法 ①ホルモン補充療法(女性ホルモン剤を飲んだり貼ったり、塗ったりします) 保険適応 ②漢方薬(粉末が苦てな方はカプセルや錠剤が使える場合もあります) 保険適応 ③内科治療(高血圧、高脂血症、骨粗鬆症、高尿酸血症、脂肪肝、糖尿病等) ④美容皮膚治療( 自由診療) ⑤理学療法(頚・腰牽引、遠赤外線)

ピル(経口避妊薬)

欧米で30-50%と普及している理由は 1)値段が安いから 2)幼少期から教育がされている 3)情報が多い(長所・欠点 副作用等) 4)国によっては薬局で購入できる 2013避妊率 2007世界ピル普及率   <使用注意> ・35才以上タバコ15本/日→禁煙 ・高血圧、脂質代謝異常、血栓症 ・閃輝暗点を伴う片頭痛 <定期検査> 望まれます。 ・半年ごと・・・血圧、肝機能 ・1年ごと・・子宮がん、乳がん検診

<ピルに関して> ①手順 問診、血圧測定、採血、使用方法・効果・副作用、注意点説明 ※内診はありません。 ②導入方法 ・Day1スタート・・生理初日から服用、導入時他の避妊併用の必要無し。大部分のピル ・サンデースタート・・生理になった最初の日曜日から服用、生理が週末と重ならない・2週期目以降・・28錠のみ終えて、翌日(29日目)に次のシートの1日目継続下さい *生理の有無に関係なく使用 ③服薬時間 毎日同じ時間帯に内服してください。 (12時間ずれると不正出血や避妊効果が弱まる可能性あり) 出来れば、夕食後から寝る前が副作用(頭痛、めまい、嘔気)を避けやすいです。 ④のみ忘れ時の対応 ・1日忘れ服用予定時間前に気すぐ→すぐ1錠、ついで予定時間に予定のピル1錠服用 ・1日忘れ服用予定時間に気ずく→予定時間にピル2錠同時に服用 ・2日以上忘れる→使用中のシートは中止、廃棄 →次回生理を待って新しいシートから再び服用 *服薬中止中は他の避妊方法を行ってください。 ⑤消退出血 月経の24日目位(23-25日)から5日(4-6日)持続 ※2周期生理が無い場合→妊娠を疑います 生理の量 減小40%不変50% ⑥中止後の生理の回復 1ヶ月以内50% 3ヶ月以内99%

⑦副作用 ・不正出血(最初の2,3周期)・・・10%以上、 その後・・・・・・・4~9%

・嘔気・・・・・・・・・6%

・下腹部痛・・・・・1%

・頭痛・・・・・・・・4%

・乳房痛・・・・・・3%

・体重増加・・・0.3% ・めまい ・血栓症(心筋梗塞、脳梗塞)のリスクはやや高くなりますが、ピルを使わない妊娠状態の発生頻度より低いです。

・発がん性(子宮がん、乳がん)は10年以上の長期使用でピル非使用者の1.2倍以上になります。(短期使用では有意な違いはありません)

副作用

ピルにより2-5倍血栓症のリスクは高くなるといわれている、しかし、妊娠中のリスク(1万人中60人)に比すればかなり低い。 低用量あるいは超低用量ピルの副作用で多く認められる副作用が頭痛です。 ピルの使用によって前兆のない片頭痛は24.1-34.8%の悪化、前兆のある片頭痛は18.6-69.2%の症状の悪化を見せるという研究結果もあります。 主にエストロゲンの作用によるものですが、他にも入っているプロゲステロン活性やアンドロゲン活性により出現する副作用も多様です。 各ピルに含まれるホルモン量(活性)に注目し、副作用が起こった場合は対応します。

<OC服用禁忌:以下の疾患を持ったり、状態ではピルは処方できません。> 低用量経口避妊薬,低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン (案) 平成27年3月 日本産科婦人科学会編 WHO の OC 使用に関する医学的適応基準(WHOMEC)も参照   1) 乳癌の患者 2) 35歳以上で1日15本以上の喫煙者 3) 前兆(閃輝暗点,星型閃光等)を伴う片頭痛 4) 産褥6ヶ月未満の授乳婦 5) VTEのリスク因子の無い産褥21日未満の非授乳女性 6) 手術前4週以内,術後2週以内、および長期間安静状態の患者 7) 抗リン脂質抗体症候群患者 8) 血栓性静脈炎,肺塞栓症,脳血管障害,冠動脈疾患またはその既往歴 9) 血栓性素因のある患者 10) 診断の確定していない異常性器出血 11) 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者,亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓 弁膜症の患者. 12) 血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症,糖尿病性網膜症等) 13) 妊娠または妊娠している可能性のある 14) 高血圧(軽度を除く) ※収縮期160mmHg以上または拡張期100mmHg 以上)   以下検討 15) 本剤の成分に対し過敏性素因のある女性 16) 重篤な肝障害のある 17) 肝腫瘍のある患者(肝細胞癌,肝細胞腺腫) 18) 耳硬化症の患者 19) 思春期前の女性 20) 妊娠中に黄疸,持続性そう痒症または妊娠ヘルペスの既往歴のある患者 <ピルの種類と歴史> 1930年代 山芋に生理痛和らげる植物性ステロイドが米国で発見されました。その後、プロゲステロンが排卵を抑制し避妊効果かあることがわかりました。 避妊薬としては当初はプロゲステロンが弱く大量のプロゲステロンが必要でした。またエストロゲンがプロゲステロン効果を高めることがわかり合剤がピルとして研究されました。 1957年  世界初のピルが米国で販売されます(エストロゲン量が50μg以上中・高用量ピル)。一般には1960年から販売されるようになりましたが購入できるのは既婚女性のみでした。 1960年以降 エストロゲンによる発がん性・血栓症の副作用を減らすためエストロゲン量が30-50μgの低用量ピルが発明されました。使われるエストロゲンはエチニリルエストラジオールです。 第1世代:当初のプロゲステロンはノロスチロンで代表的なピルはオーソMです。 第2世代:次にプロゲステロン量が少なく活性が高いレボノルゲストレスが使われるようになりました。同時に月経周期に合わせてプロゲステロン量を調整しました(従来のホルモン量を変えないものが1相性に対し3相性と言います)代表的なものはトリキュラーです。しかしプロゲステロンの持つ男性ホルモン(アンドロゲン)活性による副作用(肥満、ニキビ、多毛)などが問題となります。 第3世代:そこで、アンドロゲン活性の低いプロゲステロンのデソゲストレルなどが出現しました。 代表的なものはマーベロンです。 日本でピルが解禁になったのは1999年です。 2000年代になるとさらにエストロゲン量を30μgに減らした超低用量ピルが発売されるようになりました。 日本では2007年に発売されるヤーズです。月経困難症の適応があります。外国では避妊用としても使われています。また2013年、日本の製薬会社がルナベルULDを販売してます。同じく月経困難症の適応がありますが、避妊効果は不明です。

子宮頸癌

<疫学>

・子宮癌は7割を占める若い人に多い子宮頸癌と3割を占め中高年に見られる子宮体癌からなります。

・子宮頸癌も若年化がみられ、最近は2030歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。

・日本では、毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3000人が死亡し、2000年以後は、患者数も死亡率も増加しています。

 <原因>

原因は、性交渉によって感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)です。特に高リスク型HPVの長期感染が癌化につながります。 * HPV: 半数以上の女性が一生に一度感染する。米国疾病管理センタ(CDC)の発表によると、14~59才の米国女性を対象にした検査結果では、対象女性の26.8%の人が感染していたそうです。 <高リスク型HPV HPVは100種類以上の型が確認されています。  これらはハイリスク型、ローリスク型の2つにわかれ、ハイリスクといわれる型が原因で、異形成を経てがん細胞になる可能性が高くなります。 高リスク型HPVとは16型・18型・31型・33型・35型・39型・45型・51型・52型・56型・58型・59型・68型です。この10種類が90%を占めています(HPVは16型と18型を合わせて50%)。 欧米では16型・18型・45型・33型・31型・52型・58型・35型の順にがんになる確率が高いようです。

<HPV一括検査(保険適応)>  細胞診でASC-US(つまりLISL疑い)だった場合、LSILの原因となるHPVがいるのかどうか確認するため行います。 HPVが陽性であればコルポスコピー下生検、一方、HPV陰性だったら、一年後に再検査となります。 ※ピル服用者は黄体期(排卵日以降)のほうがHPVの検出率が高くなります。 <HPV長期感染のリスク> HPVを長期感染させてしまう要因にはクラミジア、または2型ヘルペスウイルスに感染している場合、エイズ感染や喫煙などにより、免疫力が低下しているをしている場合、葉酸、ビタミンA、ビタミンC、βカロチン値が低下している場合やステロイド利用時です。

<HPV感染後の経過> ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても、約90%は、3年以内にウイルスが自然に排出され、治癒しますが約10%の人がウイルスを排除できずに持続感染を引き起こし、、子宮頸部の細胞に異形成が起き、異形成のうち軽度異形成では1~2%、中等度異形成では20%程度、高度異形成では40%程度が5~10年かかって子宮頚癌に進行します。 軽度異型性は70%が自然治癒しますが、中等度異型成以上は治癒しません。 最近では異形成は次のように分類されています。

  • 軽度異形成 (CIN1) : CIN はCervical Intraepithelial Neoplasia の略語です。子宮頸部の細胞のなかで、異常化した細胞の割合が3 分の1
  • 中等度異形成 (CIN2) :異常化した細胞の割合が3 分の2
  • 高度異形成 (CIN3) : 子宮頸部の細胞のほとんど全てが異常、または前がん状態に進行した状態。25 人に1 人の女性が中等度異形成以上の状態になると考えられています。高リスク型HPV感染例の1~3%が前癌病変(異形成)まで至り、そのうちの25%が子宮頚がんになると言われています。

<子宮頸癌へのがん化と対策> ・子宮頸がんの患者さんは、年間1万人程度(2008年)と報告され、年3,000人が死亡してます。 ・HPV感染率は日本とほとんどかわらない豪州での死亡者は年間250人です。がん検診率が豪州は約30%と5%の日本との差が、早期発見早期治療につながっていると思われます。高度異型成や上皮内癌は早期に発見できれば、円錐切除術といって、子宮頸部だけを円錐状にくりぬく比較的簡単で侵襲の少ない方法で子宮や卵巣を温存し、治療が終了することもあります。 ・現在、厚生労働省は「20歳以上の女性を対象に、2年に1回の定期検診」を勧めています。  

<定期子宮頸癌検診の流れ> 定期的に検診を繰り返し受ければ85%の確率で前がん病変(高度異形成、上皮内がん:CIN3)」を見つけることができます。

<定期検診>

  1. 問診票記入後,問診
  2. 内診 及び細胞診内診台に乗り、膣拡大鏡を膣内に挿入し、子宮膣などを子宮膣部を見えやすくし、視診で子宮頸部や膣などの出血、帯下などを診ます。双手診で子宮全体と卵巣・卵管などを触って大きさ、痛みなどを調べます。続いて、ブラシや麺棒で子宮頸部の表面を軽くなでて細胞を採取します。
  3. 細胞診の結果は約2週間でわかるため、その時期に来院します。

<福岡市の子宮頸がん補助事業> 福岡市に住民票があれば実費1,200円で検診が可能です。 結果は約1週間です。地下鉄大濠公園駅下車徒歩3分まずは以下までお電話を。当日の受診も可能です。 子宮頚がんは簡単な検査で早期に発見ができます。できれば1年に一回、あいても2年に一回がおススメです。

性感染症(STD)

厚労省発表 令和1(定点報告)

クラミジア         13,274

性器ヘルペス   5,893

梅毒       2,255

尖形コンジローマ 2,150

淋病       1,738

なお、ヘルペス以外はやや男性が多いが、

淋病だけ4倍と男性が多い。

※定点報告とは、感染症定点医療機関(全国約1,000カ所の産婦人科等医療機関)が届出するもの

 

・膣トリコモナス症 ただし下着、タオル、便器、浴槽での感染の可能性があります。 よって、性行為の経験のない女性や幼児にも感染することがあります。

・性器カンジダ症 パートナーから感染することもありますが、もともと人の体内にある菌で免疫力が落ちた場合や抗生剤を長期服用最多場合などにもみられます。

・性器クラミジア感染症 感染者との粘膜同士の接触や、精液、腟分泌液を介して感染します。 オーラルセックスでは、咽頭(のど)へも感染します;クラミジア咽頭炎

<クラミジアの特徴> ・クラミジアは世界中で性感染症の内もっとも多い ・性行為やオーラルセックスで感染し子宮頸管炎の原因となる。 ・腹腔内感染すると骨盤内炎症症候群(PID)を呈し、腹痛や不妊症の原因、流早産の原因になる事がある ・感染後1-3週でクラミジア子宮頸管炎を発症するが、症状に乏しき(約50%は無症状)、帯下が増量するだけのことが多い ・セフェム系抗生剤が効かない扁桃炎や咽頭炎の1/3にクラミジアが存在する ・10-20代女性に30%にクラミジア感染が見られる

咽頭クラミジアについて

<特徴> ・性器からクラミジアが検出された方の男性咽頭クラミジア検出率3~12%(淋菌12~30%) ・性器からクラミジアが検出された方の女性咽頭クラミジア検出率10~26%(淋菌33~70%)

<感染経路> デイープキッスやオーラルセックスで感染する。

<症状> ・クラミジア咽頭炎は、咽頭痛や発熱などの症状がほとんど無い。のどの痛みや違和感、はつねつ、腫れを認めることがあります。 咽頭炎と診断された後、内服の抗生剤等でもなかなか症状が改善しない人はクラミジアや淋病感染の可能性がある。

<検査方法> ・喉の奥を綿棒で拭って検査したり口腔内のうがい液を検体として検査する <治療方法> アジスロマイシン等抗生剤内服 1回のみ内服(1日) ※妊婦でも使用可能 2-3週後効果判定が必要である。

<検査方法> 咽頭クラミジア検査:SDAまたはPCR法)

・性器ヘルペス オーラルセックスでの感染もみられます。

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適応: 再発性の性器ヘルペス(単純疱疹)

性器ヘルペスを繰り返す場合、抗ウイルス剤を服薬する再発抑制療法が有効です。

薬価は3割負担時

1) 少量(バルトレックス200mg/日1回/日毎 1年間経口投与:1,935/月 (後発品のバラクシロビルは767/)

再発抑制効果60-70%(40%1年間に1度も再発無し)

適応:年に6回以上繰り返す場合

2)PIT(Patient Initiated therapy)あらかじめ処方された薬を、初期症状(違和感、灼熱感、痒み、 違和感、痛み等)が出現した時点で患者さんの判断で服用を開始する治療方法

初期症状感じ6時間以内にファムビル4(1000mg)→その12時間後にファムビル4(1000mg)経口投与:約700/(後発品のファムシクロビルは218/)

再発抑制効果30%

適応:年に3回以上繰り返す場合

初期症状感じ6時間以内にアメナリーフ6(1200mg)を食後に単回 経口投与: 2390/

再発抑制効果50%

適応:2回目以降可能(制限なし)

注意:食後に服用

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・尖圭コンジローマ 性行為でなくても皮ふや粘膜の傷口から感染することもあります。オーラルセックスでの感染

もみられます。

 

20代の男女に多くみられ、全国で約3.9万人が罹患する性感染症(STD)の一種です。

原因:性行に等でヒトパピローマウイルス:HPV(6.11型)により性器が感染します。

好発部位:外陰、肛門周囲(膣壁)。

症状:いぼ状、入眠困難 有登場の腫瘤が多発(単発あり)し、症状はないこともありますが、かゆみや痛みを感じることがあります。

潜伏期間:3週間から8ヵ月(平均2.8ヵ月)。 治療: ① べセルナクリ―ム外用(隔日で局所に夜間塗布し、翌朝洗い流します) なお当院では上記治療法のみ行っておりますが、以下の方法もあります。 ② 凍結療法 ③ 電気焼灼 ④ 炭酸ガスレーザー蒸散 ⑤ 外科的切除

梅毒 オーラルセックスでの感染もみられる。口に傷があればキスでも感染します。

【梅毒の歴史】 コロンブスがアメリカからヨーロッパに持ち込んだというのが通説。イスパニオラ島(ハイチ島)からもち帰り、1493年スペインで流行。1495年、イタリアで大流行し、世界中に広がったら。日本には1512年、日明貿易や和冦経由で梅毒が伝来。「唐瘡」や「琉球瘡」などと呼ばれた。江戸時代に爆発的に広がり、第二次大戦前後には年間10万人になったが、大戦後ペニシリンの普及で急速に減少し、1990 年代には年間 500 人程度の発生にま で減少。しかし、2017 年には 5820 人に増加。過去5 年間で 6.7 倍に増えている。

【梅毒の症状】

第1期 3-9週(3週間以降は採血検査可能) 初期硬結   感染した場所(性器、肛門、口など)に、直径1cの赤い痛みのない硬結、潰瘍などが出現。数週間で症状は消失 硬性下疳  痛まない硬い(軟骨様)潰瘍を形成。 6週間より、両側鼠径部の所属リンパ節が痛まず硬く腫張。3週間ほどで消退。 女性の好発部位:子宮膣部、大陰唇・小陰唇周辺の皮膚

第2期  早期梅毒  3ヶ月以上 バラ疹   体幹、手掌、足底や顔面に5mm~20mmの薄い紅斑出現し、数週間~数ヶ月で消失 (梅毒性丘疹 ) 暗紅色の痒みのない5mm~10mm丘疹が顔面、体幹、四肢、両手足の裏に多数・散発的に発生 粘膜疹   口唇、口腔内に境界明瞭な灰白色斑、びらん、p白苔や潰瘍を生じる。

3期  晩期  3-10年 ゴム腫 皮膚・骨・筋肉、肝臓や腎臓などにゴムのような弾力のある腫瘍(ゴム腫)ができる。

4期  後期梅毒   10年以上 心臓血管系、中枢神経系が侵され、大動脈瘤形成、大動脈破裂、進行麻痺、認知症などの症状が現れ、死に至る

<検査のタイミング>  梅毒 3- 6週

<潜伏期間>  10日- 3月

<梅毒検査> STSとTP抗体を併せて行う。 梅毒血清反応には、カルジオリピン、レシチンのリン脂質を抗原とする脂質抗原検査(STS)がある。 その一つのRPR(RapidPlasmaReagin)法は試験管内やカード等の上で抗原と血清を反応させて、凝集をで判定する。梅毒感染後2~5週でSTSが陽性となる。他の炎症性疾患や自己免疫性疾患などでも陽性を示す生物学的偽陽性(BFP)が5~20%ある。 一方、梅毒トレポネーマ(TP)由来の抗原を用いるTP抗体、TPHA法やFTA-ABSは特異性が高く、偽陽性率は0.1~0.5%といわれている。 感染後3か月以降(STSの2週間後)TPHAが陽性となる。治癒後も長く陽性が続く。 梅毒の診断ではSTSであるRPR法定性とTP抗体を併せて行い、陽性の場合は定量検査を行う。治療後の効果判定にはRPR法定量を定期的に追跡して8倍以下に低下することを確認する。

<治療>ペニシリン内服が有効。第 1 期梅毒では 2~4週間、第 2 期梅毒では 4~8 週間、1 日 3 回の服用が必要 。

・HIV感染 オーラルセックスでの感染もみられます。  

疾患 性感染症 オーラルセックス 性行為以外で感染  
トリコモナス   下着、タオル、便器、浴槽
カンジダ   免疫力が落ちた場合や抗生剤を長期服用最多場合
クラミジア   淋菌の合併10%
淋病   初回性交後感染率30%と高い。クラミジアの合併30%
ヘルペス 感染したタオル
尖圭コンジローマ 皮ふや粘膜の傷口から
梅毒 傷口があればキスでも感染、刺青
エイズ 刺青
         

 

  診断 カンジダ膣外陰炎 細菌性腟炎 クラミジア 頸管炎 淋病 トリコモナス 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ おでき(粉瘤)
おりもの 白〜黄緑 白,黄、灰 黄色、透明 黄緑、透明 黄色、淡い灰色 (-) (-)  
酒粕、カッテージチーズ様 サラサラ、ねばねば 水っぽい 水っぽい 泡沫状 (-) (-)  
痒み (+) (+)     (+)      
におい (+)チーズ (+)イカ臭い (+)不快 (+) (+)生臭い      
顕微鏡でのカンジダの菌糸 (+)              
肉眼的変化 部位 (-) (-) (-)     大陰唇・小陰唇・会陰部(肛門近く)・膣内・皮膚 大陰唇・会陰部(肛門近く)・膣内・皮膚 皮膚
変化 (-) (-) (-)     びらん、水疱 小隆起(できもの) 小隆起(できもの)
当日診断可能 (+) 疑い (+) (-)   (+) (+) (+)
確定診断 (-) 培養検査 培養検査 培養検査   (-) (-) 培養検査

性病検査(自由診療) 料金表 健康保険が適応になる場合もあります。お尋ねください。

性病検査 価格(円:税込) Examination for STI Price(YEN including tax)
クラミジア頸管炎あるいは尿道炎 3,000 Chlamydia cervicitis or urethritis 3,000
淋病 3,000 Gonorrhea 3,000
クラミジア&淋病 4,000 Chlamydia+Gonorrhea 4,000
梅毒 4,100 Syphilis 4,100
HIV 4,100 HIV 4,100
セットA(クラミジア、淋病、梅毒、HIV) 12,200 Set(Chlamydia,Gonorrhe,Sphyrus,HIV) 12,200
咽頭クラミジア 3,000 Chlamydia pharyngitis 3,000
咽頭淋病 3,000 Gonococcal pharyngitis 3,000
咽頭クラミジア&淋病 4,000 Chlamydia+Gonorrhea for pharynx 4,000
カンジダ、トリコモナス 3,600 candida,trichomonas 3,600
セットB(クラミジア&淋病(膣と口腔)、梅毒、HIV、カンジダ、トリコモナス) 19,800 SetB(Chlamydia,gonorrhea(cervix or urethra & pharynx),syphilis,HIV,Candida,trichomonas 19,800

 ブライダルチェック

大濠パーククリニックでは3種類のブライダルチェックを用意しています。

①ブライダルプレミアム 38000円

 

◆女性ホルモンの検査、乳がん・子宮頚がんの検査、性病・感染症の検査がセットになった妊娠・婚前にオススメの検査です。 ◆ 血液検査(生化学、貧血)、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン等)、甲状腺ホルモンを検査いたします。 ◆ 婦人科検診では、子宮頚部細胞診による子宮頚がんの検査、経膣超音波、乳腺エコー検査による乳がん検査を行います。 異常細胞の有無を調べる細胞診検査とHPVに感染していないかを調べるHPV-DNA検査を併用することにより、異常発見率がほぼ100%まで上昇します。 ◆カンジダ、トリコモナス、クラミジア(高校生女子は10%が感染、不妊症、流産や早産の原因になりえます)、淋病、梅毒、エイズ等の性病検査を行います。 ◆感染症の検査(抗体)及び予防接種では、妊娠時に子供に影響が出るといわれている以下の感染症を検査いたします。 ・風疹(三日はしか):妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんが目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなる「先天性風疹症候群」になる可能性が高いなります。 ・麻疹(はしか):妊娠中にかかると流産や早産になる可能性がたかくなります。 ・水痘(みずぼうそう):妊娠初期(に感染する「先天性水痘症候群」といい、低出生体重、皮膚の瘢痕、四肢低形成、小頭、脳皮質萎縮、白内障、脈絡網膜炎自律神経症になる可能性があります。分娩3週間前までに感染すると乳幼児期に、帯状疱疹を、分娩の5日前から分娩後2日までに母体が水痘を発症した場合は、児は生後5〜10日に水痘を発症し、重症化します(肺炎や脳炎などを合併し、死亡率も30%と高率)。 ・流行性耳下腺炎(ムンプス)成人感染では重症化することが多く、髄膜炎、卵巣炎、難聴の合併や流産の可能があります。 ◆当日わかる範囲で医師による結果説明を行い、当日結果が出ない血液検査などの結果は後日ご来院いただきご説明をいたします。

内容   詳細説明
血液検査 感染症等の抗体検査 カンジダ/トリコモナス/クラミジア/淋病/梅毒/エイズ/風疹・麻疹・水痘・ムンプス
  検査項目 血液一般/ 女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン等)/甲状腺ホルモン(TSH)
画像診断 超音波検査(エコー検査) 乳腺エコー検査/経膣エコー検査
その他 細胞診検査 子宮頸がん細胞診
  その他検査 HPV-DNA検査

②ブライダルミニ 26,500円

 

プレミアムから感染症(麻疹・水痘・ムンプス、カンジダ、トリコモナス)検査と乳腺エコー検査を除きます。

内容   詳細説明
血液検査 感染症等の抗体検査 風疹抗体/カンジダ/トリコモナス/クラミジア/淋病/梅毒/エイズ
  検査項目 血液一般/女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)/甲状腺ホルモン(TSH)
画像診断 超音波検査(エコー検査) 経膣エコー検査
その他 細胞診検査 子宮頸がん細胞診
  その他検査 HPV-DNA検

③ブライダルプチ 20,000円 

ブライダルプレミアムから感染症(風疹・麻疹・水痘・ムンプス、カン、ジダトリコモナス)検査、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン等)、甲状腺ホルモンと乳腺エコー検査を除いたコンパクトな検査です。 検査内容について

内容   詳細説明
血液検査 感染症等の抗体検査 クラミジア/淋病/梅毒/エイズ/風疹抗体検査
  検査項目 血液一般
画像診断 超音波検査(エコー検査) 経膣エコー検査
その他 細胞診検査 子宮頸がん細胞診
  その他検査 HPV-DNA検
 

レディースドック 

一般的な健康診断と婦人科検診(乳がん+子宮頚がん)を含む検査コースを、レディースドックといいます。レディースドックでは、女性特有の疾病に対して集中的に検査します。定期的に検査を行って、病気を早期発見します。 <主な検査項目>

  • 乳がん検査
  • 子宮頸がん検査
  • 卵巣がん検査
  • 骨密度のX線検査
  • 法定検診(健康診査)

大濠パーククリニックでは産科婦人科学会専門医によるレディースドックを3種類用意しています。

 

 A)レディースドック◆乳・子宮頚がん検査、エコー(乳腺・子宮卵巣)、骨密度)

料金 26,000 円

検査内容 対象となる主な疾患
基本検査 [法定健診対応について] 法定健診(雇入れ時、定期健康診断)  
特定健康診査  
血液検査 検査項目 貧血/肝機能/脂質/腎機能/尿酸/糖代謝  
[腫瘍マーカー検査] 検査に含まれる  
[腫瘍マーカー検査が対象とする『がん』] 子宮体がん(CA125) 子宮体がん
卵巣がん(CEA,CA19-9) 卵巣がん
画像診断 [X線検査] 胸部単純X線撮影 肺結核、肺炎、肺癌
[超音波検査(エコー検査)] 卵巣がん検診目的の経膣エコー検査 子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍
乳がん検診目的のエコー検査(乳腺エコー) 乳がん、乳腺症
視診、触診 視診、触診 乳がん視触診 乳がん、乳腺症
細胞診検査 細胞診検査 子宮頸がん細胞診 子宮頸がん
基本検査 検査項目 計測(身長・体重・BMI・腹囲・血圧・視力・聴力(オージオメーター)  
その他検査 循環器関連検査 安静時心電図 不整脈、狭心症、心筋梗塞
その他検査 尿検査(尿糖、尿蛋白)  
診察 診察・問診/視触診/聴診  
骨塩量 骨密度X線検査(骨粗鬆症検査) 骨粗しょう症
専門医対応 [読影・問診・判定のいずれかを担当する医師] 日本産科婦人科学会認定 専門医  

B)胃カメラやバリウムが苦手な方のレディースドック(ABC検診、乳・子宮頚がん検査、エコー(乳腺・子宮卵巣)、骨密度)

料金 29,800 円

検査内容 対象となる主な疾患
基本検査 [法定健診対応について] 法定健診(雇入れ時、定期健康診断)  
特定健康診査  
血液検査 検査項目 貧血/肝機能/脂質/腎機能/尿酸/糖代謝  
[感染症等の抗体検査] 血清抗体測定法によるピロリ菌検査 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
血清ペプシノゲン値 萎縮性胃炎、胃がん
[腫瘍マーカー検査] 検査に含まれる  
[腫瘍マーカー検査が対象とする『がん』] 子宮体がん(CA125) 子宮体がん
卵巣がん(CEA,CA19-9) 卵巣がん
画像診断 [X線検査] 胸部単純X線撮影 肺結核、肺炎、肺癌
[超音波検査(エコー検査)] 卵巣がん検診目的の経膣エコー検査 子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍
乳がん検診目的のエコー検査(乳腺エコー) 乳がん、乳腺症
視診、触診 視診、触診 乳がん視触診 乳がん、乳腺症
細胞診検査 細胞診検査 子宮頸がん細胞診 子宮頸がん
基本検査 検査項目 計測(身長・体重・BMI・腹囲・血圧・視力・聴力(オージオメーター)  
その他 循環器関連検査 安静時心電図 不整脈、狭心症、心筋梗塞
その他検査 尿検査(尿糖、尿蛋白)  
診察 診察・問診/視触診/聴診  
骨塩量 骨密度X線検査(骨粗鬆症検査) 骨粗しょう症
専門医対応 [読影・問診・判定のいずれかを担当する医師] 日本産科婦人科学会認定 専門医  

C)胃カメラやバリウムが苦手な方のレディースプレミアムドック (ABC検診、乳・子宮頚がん検査、エコー(乳腺・子宮卵巣・腹部・甲状腺)骨密度)

料金 38,800 円

検査内容 対象となる主な疾患
基本検査 [法定健診対応について] 法定健診(雇入れ時、定期健康診断)  
特定健康診査  
血液検査 検査項目 貧血/肝機能/脂質/腎機能/尿酸/糖代謝  
[感染症等の抗体検査] 血清抗体測定法によるピロリ菌検査 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
  血清ペプシノゲン値 萎縮性胃炎、胃がん
  FT4,TSH バセドウ病、橋本病
[腫瘍マーカー検査] 検査に含まれる  
[腫瘍マーカー検査が対象とする『がん』] 子宮体がん(CA125) 子宮体がん
卵巣がん(CEA,CA19-9) 卵巣がん
画像診断 [X線検査] 胸部単純X線撮影 肺結核、肺炎、肺癌
[超音波検査(エコー検査)] 卵巣がん検診目的の経膣エコー検査 子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍
乳がん検診目的のエコー検査(乳腺エコー) 乳がん、乳腺症
腹部超音波 胆石、肝臓がん、腎臓がん
甲状腺超音波 甲状腺がん、バセドウ病、橋本病
視診、触診 視診、触診 乳がん視触診 乳がん、乳腺症
細胞診検査 細胞診検査 子宮頸がん細胞診 子宮頸がん
基本検査 検査項目 計測(身長・体重・BMI・腹囲・血圧・視力・聴力(オージオメーター)  
その他 循環器関連検査 安静時心電図 不整脈、狭心症、心筋梗塞
その他検査 尿検査(尿糖、尿蛋白)  
診察 診察・問診/視触診/聴診  
その他検査 骨密度X線検査(骨粗鬆症検査) 骨粗しょう症
専門医対応 [読影・問診・判定のいずれかを担当する医師] 日本産科婦人科学会認定 専門医  
日本医学放射線学会認定 放射線科専門医

<検査時間>約1-2時間

 

お問い合わせはこちらTEL092-724-5520 ※月1回月曜日を休診日とさせていただいております。
2月27日、3月6日、4月10日
5月15日、6月19日、7月3日
8月28日、9月4日、10月23日
11月13日、12月18日
8月13日~15日(お盆休み)
12月29日~1月3日(年末年始)
皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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TEL : 092-724-5520

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バス:大濠公園バス停前のビル
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