更年期障害 の検査と治療 

産婦人科専門医が対応します。 

《更年期》 更年期とは、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し、女性ホルモンが欠乏した状態で体が安定するまでの時期を指します。 閉経(日本人の平均51歳)をはさんでその前後10年ぐらいの期間を指しています。 閉経が近ずくと、女性ホルモンの分泌が減少し、月経が不規則になって来ます。

《更年期障害の症状》 特徴的なのはホット・フラッシュ(のぼせと発汗)です。突然上半身が暑くなり、発汗します。 他に、気が滅入ったり、不眠症、手足の冷え、耳鳴り、 腰痛 、頭痛、肩こり、疲労倦怠感、頻尿、腟や尿道がヒリヒリする、性交痛など多彩です。 同時に、シミ、しわ等のお肌の悩みにも対応します。

《更年期障害の検査》 問診、小山の簡略更年期指数(SMI)、女性ホルモン(エストロゲン、FSH)、脂質、血糖、血圧、 必要に応じ、体脂肪率、BMI、甲状腺機能(FT4,TSH,超音波)、骨塩量、Zungの自己評価式うつ状態評価問診票(SDS)等の検査を行っております。

《当院で行う主な治療法》

①ホルモン補充療法(女性ホルモン剤を飲んだり貼ったり、塗ったりします) 保険適応

②漢方薬(粉末が苦てな方はカプセルや錠剤が使える場合もあります) 保険適応

③内科治療(高血圧、高脂血症、骨粗鬆症、高尿酸血症、脂肪肝、糖尿病等)

④プラセンタ注射(自由診療);現在新規の治療は行っていません、プラセンタ内服

⑤エクエル服用  (自由診療)