麻疹(はしか) 大濠パーククリニック

・妊娠初期で麻疹にかかると31%が流産するほか、中期以降でも9%が流・死産、24%が早産する と言われています。以前は終生免疫を獲得するといわれてましたが現在ではワクチン接種によっても5%-20%は抗体ができなかったり、その獲得免疫の有効期間も5-10年とされています。30代及び26歳以下が低く、30歳前後の女性の約30%が麻疹に対する免疫が陰性と推測されています。 ・ 分娩直前の感染で、新生児が分娩直前もしくは分娩直後に母体が発症したときは先天性麻疹になる可能性があります。そのため分娩直前に発症した場合は子宮収縮抑制剤などを使用し分娩を発症から7日間ほど遅らせることがあります。 ・抗体のない母親から生まれた新生児がワクチン接種する前に罹患すると重症化することが多いと言われています。 ・ 尚、妊娠期間中に感染すると風疹の場合のように先天奇形の増加はありません。