熱中症による頭痛の国際分類・片頭痛との鑑別・鎮痛薬等の治療法と当院の診療体制(当日CT・女性頭痛外来)
(最終訂正日:2026年7月15日)
こんにちは。大濠パーククリニックです。
夏の暑い時期や季節の変わり目に「頭痛がする」「体がだるい」といった症状でお悩みではありませんか?
夏場に発生する頭痛の多くは、熱中症が原因となっている可能性があります。
今回は、熱中症による頭痛の国際的な位置づけや、よくある「片頭痛」との見分け方、医療機関での具体的な治療法(点滴や鎮痛薬の使用など)とともに、当院での頭痛診療体制について医学的根拠に基づき解説します。
1. 熱中症による頭痛の国際頭痛学会(ICHD-3)分類
頭痛の国際的な診断基準である「国際頭痛分類 第3版(ICHD-3)」において、熱中症に伴う頭痛は以下の項目に分類されます。
- 分類名:「10.1.4 ホメオスターシス(恒常性)のその他の障害による頭痛」
- 診断の目安:
- 高温環境への曝露など、熱中症(ホメオスターシスの障害)を示唆する状況があること。
- 熱中症の発生と密接に同調して頭痛が発現していること。
- 熱中症が回復・治癒した後は、頭痛も消失するか、著しく改善すること。
大量に汗をかくことで体内の水分と塩分が失われ、脱水状態に陥ると、脳の血管や血流の動態が変化します。この生体内環境(ホメオスターシス)の乱れが頭痛を引き起こす原因となります。
2. 「熱中症の頭痛」と「片頭痛」の鑑別(見分け方)
夏場は「熱中症による頭痛」だけでなく、エアコンによる寒暖差や気圧の変化によって「片頭痛」も誘発されやすい季節です。適切な対応をとるために、以下の特徴から鑑別を行います。
項目 | 熱中症に伴う頭痛 | 片頭痛(慢性頭痛) |
頭痛の性質 | 頭全体が重い、締め付けられる、またはズキズキする | どちらか一側(両側の場合もある)がズキズキと脈打つ |
発生環境 | 高温多湿の場所、運動後、屋外での作業後など | 疲労、ストレス、睡眠不足、温度差、月経周期など |
随伴症状 | 著しい口渇、大量の汗、めまい、全身の倦怠感、筋肉痛 | 光・音・匂いに敏感になる、動くと頭痛が悪化する |
水分補給の効果 | 水分や経口補水液の摂取、冷却で症状が軽快する | 水分補給だけでは頭痛は改善しない |
※熱中症と片頭痛が同時に誘発されているケースもあるため、自己判断が難しい場合は医療機関の受診が推奨されます。
▼ 片頭痛の専門外来・診療案内はページ下部をご覧ください
3. 熱中症の診断と医療機関での治療法
熱中症の診断
医療機関では、以下の要素を総合的に確認して診断を行います。
- 状況の確認:高温多湿の環境下にいたか、水分摂取の状況。
- 身体症状の確認:体温、意識状態、脱水所見(皮膚や粘膜の乾燥、血圧低下など)。
- 検査:必要に応じて、脱水の程度や電解質バランス(ナトリウムやカリウムなど)を確認するための血液検査や尿検査を実施します。
熱中症の頭痛・脱水治療法
熱中症に伴う頭痛の根本的な治療は、原因である「脱水の改善」と「体温の管理(冷却)」です。その上で、頭痛の痛みに配慮してお薬を使用します。
- 水分・電解質マネジメント(輸液療法)
軽症であればスポーツドリンクや経口補水液の経口摂取を行います。吐き気があり口から水分を十分に摂れない中等症以上の場合は、医療機関にて経静脈的点滴を行います。生理食塩水や細胞外液を点滴することで、低下した血流量と電解質バランスを迅速に回復させ、頭痛や倦怠感を軽減させます。 - 鎮痛薬(痛み止め)の適正使用と注意点
痛みが強い場合は、医師の判断のもとでアセトアミノフェンやNSAIDs(ロキソプロフェンなど)の鎮痛薬を処方・使用します。ただし、重度の脱水状態にある患者様にNSAIDsを過度に使用すると、腎機能障害(腎血流の低下)を引き起こすリスクがあります。そのため医療機関では、まずは十分な点滴や水分補給を行い、脱水状態を改善させながら安全に配慮して鎮痛薬を併用します。
4. 他の危険な頭痛を見分けるために(当日CT検査)
頭痛の原因が熱中症であれば、適切な冷却と点滴、適切な鎮痛薬の使用で症状は和らぎます。しかし、「これまでに経験したことがない激しい頭痛」や「手足のしびれ・話しにくさを伴う頭痛」などの場合は、クモ膜下出血や脳梗塞など、脳の急性疾患が隠れている可能性があります。
当院では、他の重篤な脳疾患を速やかに除外・鑑別するため、当日予約なしでのCT検査が可能な体制を整えております。医師が受診時の診察により頭痛の危険性を判断し、必要と認められた場合はその日のうちにCT検査を実施し、診断を行います。
5. 女性特有の頭痛とお悩みへ(女性頭痛外来)
夏場の体調不良だけでなく、慢性的な頭痛にお悩みの女性も多くいらっしゃいます。特に片頭痛などは女性ホルモンの変動(生理周期、妊娠、出産、更年期など)と密接関係していることが知られています。
当院では、女性特有のライフステージやホルモンバランスに伴う頭痛に対して専門的なアプローチを行う「女性頭痛外来」を設けております。頭痛のタイプ(片頭痛、緊張型頭痛、熱中症等による二次性頭痛など)を適切に見極め、お一人おひとりの症状に合わせた治療プランをご提案いたします。
▼ 女性頭痛外来のご相談・受付時間はページ下部をご覧ください
福岡市中央区で頭痛でお困りの際はご相談ください
「熱中症かもしれない」「いつもの頭痛と違う」など、頭痛に関する不安がある方は我慢せず、医療機関を受診してください。
【大濠パーククリニック】
- 住所:福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT 2F
- 電話:092-724-5520
- 診療内容:内科、頭痛、婦人科 など
※当日受診やCT検査をご希望の際も、スムーズなご案内のため、ご来院前にお電話にて現在の混雑状況をお問い合わせいただくことをおすすめいたします。 - 🏥 大濠パーククリニックの診療科目・特徴とLINE予約方法
福岡市営地下鉄大濠公園駅から徒歩2分のクリニックです。お仕事帰りや家事の合間に、最短ルートで診断・検査を完了させることができます。
🩺 幅広い悩みに対応する診療科目
大濠パーククリニックでは、デリケートなお悩みから日常の体調不良まで、幅広く相談できる体制が整っています。
【保険診療】:
お仕事帰りや家事の合間に、最短ルートで診断・検査を受けられます。👉 【頭痛外来の詳細はこちら】
👉 【婦人科の詳細はこちら】
👉 【内科の詳細はこちら】【自由診療】:
一人ひとりのニーズに合わせた先進的なケアや美容メニューも充実しています。
▼ 【GLP-1ダイエットの詳細はこちら】その他、健康診断、予防接種、ピル、脱毛症(AGA)、ED、ビタミン点滴、美容皮膚科
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 受診をご検討の方へ:待ち時間短縮のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
🕒 待ち時間を短縮!LINE順番待ち&WEB問診の5ステップ
院内での待ち時間を有効に活用できるよう、スマホから混雑状況が確認できる「LINE順番待ちシステム」が導入されています。当日の深夜0時から受付番号の発行が可能です。
1.公式サイトを開く
まずは ▼【大濠パーククリニック公式サイト】 へアクセスします。5. 発券完了後、LINEに届く「メルプWEB問診票」に来院前にお答えください
2.LINE友だち登録
画面一番下にある「LINEを登録(緑)」ボタンを押します。3.メニューから予約を選択
LINEのトーク画面を開き、メニューの「当日順番予約」を選びます。4.必要事項を入力して発券
「当日発券予約」⇒「順番札の発券」に進み、必要事項を入力します。5.来院前にWEB問診に回答
発券完了後、LINEに届く「メルプWEB問診票」に、来院前にスマホから回答しておくと受付がさらにスムーズになります。📌 クリニック基本情報・アクセス
住所:〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT 2F
電話番号:092-744-5520
アクセス:
- 地下鉄大濠公園駅 ③番または⑥番エレベーター出口から徒歩2分(天神から3分、博多駅から9分) - 西鉄バス 「大濠公園バス停」正面
* 地図:
診療受付時間:
【平日】9:30~12:00 / 13:30~18:00
【土曜】9:00~15:30(※昼休みなしで診療)
【休診日】日曜・祝日
当院では16列マルチスライスCTを完備しており、頭部・肺・腹部のCT検査が「来院当日」に即日受診可能です。頭痛外来・内科・婦人科などの保険診療から、各種CTドック(健康診断)まで幅広く対応し、みなさまの健康をトータルサポートいたします。
■ 予約なし当日受診OK!即日CT(頭部、肺、腹部)検査
予約について:保険診療(頭痛・婦人科・内科など)は予約制ではないため、直接のご来院も可能です。