【産婦人科医監修】低用量ピルの種類を変えたい人へ|副作用別の変更理由と選び方
「ピルを飲み始めたけれど、吐き気や頭痛が辛い」「今のピルが本当に自分に合っているか分からない」と悩んでいませんか?
低用量ピルは、配合されている「卵胞ホルモン(エストロゲン)の量」と「黄体ホルモンの種類」の組み合わせによって、一人ひとりへの効果や相性が変わります。そのため、体調や目的に合わせて最適なピルへ変更することが大切です。
■ ピルの種類を変更する2つの主な理由
① 副作用がつらい時
体質に合わないピルを無理に続ける必要はありません。以下のような症状が続く場合は、ピルの種類を変えることで改善する可能性があります。
- 吐き気、頭痛、めまい、倦怠感(だるさ)
- ニキビの悪化、体重増加
- 抑うつの悪化、性欲低下、長引く不正出血
② ピルを飲む目的が変わる時
ライフスタイルや改善したい症状に合わせて、より適したピルへ切り替えます。
- さらに強い生理痛(月経困難症)の抑制
- ニキビ治療やPMS(月経前症候群)の改善
- 確実な避妊目的への変更
- 休薬期間のない「連続投与タイプ」への変更
- 先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)の切り替え
- お財布に優しい、値段の安いピルへの変更
■変更の内容
- エストロゲンの量を変える。超低用量ピルや低用量ピル
- 従来のピルとは異なり、胎児の肝臓で作られる天然型エストロゲン「エステトロール(E4)」が入っているビルに変える。
- 黄体ホルモンをドロスピレノンに変える。この成分は、一般的なプロゲステロンと異なり、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用や、体内の余分な水分を排出する作用を持ちます。
- 毎月生理がある周期投与から3ヶ月から4ヶ月に一回の生理を起こす(生理を休む)連続投与に変える。
■ 新しい選択肢「ミニピル(スリンダ)」も登場
昨年から、エストロゲン(卵胞ホルモン)を一切含まない新しいタイプのピル「ミニピル(スリンダ)」も発売されています。これまで副作用や持病などで低用量ピルが飲めなかった方でも、服用できる選択肢が広がっています。
ピルを変更する際は、それぞれの特性を正しく理解した上で、自分に合うものを選ぶ必要があります。当院では産婦人科専門医が一人ひとりの体調に寄り添ってご相談に乗りますので、どうぞお気軽にご来院ください。
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最終更新日:2026年5月31日