【福岡市中央区】月経時の頭痛・吐き気|一次性・二次性の見分け方とCT・MRIの違い、女性頭痛外来で検討できるホルモン療法
(最終更新日:2026年8月20日)
月経前後や月経中に頭痛や吐き気が出やすく、「いつもよりつらい」「仕事や日常生活に支障が出る」と悩む方は少なくありません。
月経関連の頭痛の多くは片頭痛などの一次性頭痛ですが、まれに二次性頭痛(脳の疾患などが原因)が隠れている場合もあるため、見分けが大切です。
この記事では、月経時の頭痛の主な仕組み、一次性・二次性の見分けポイント、CTとMRIの違い、女性頭痛外来で検討できるホルモン療法の選択肢、受診の目安、よくある質問について整理します。
1. 月経時に頭痛・吐き気が起こりやすい理由
女性の片頭痛の多くは月経周期と関連します。特に月経開始前後は、エストロゲン(卵胞ホルモン)が急激に低下する時期で、これが頭痛の誘因になると考えられています。
吐き気を伴う場合も片頭痛でよくみられます。
一方で、突然の激しい頭痛やいつもと明らかに違う症状がある場合は、二次性頭痛の可能性を考える必要があります。
2. 一次性頭痛と二次性頭痛の見分け方(月経時も共通)
特に注意したいサイン
• これまで経験したことのない突然の激しい頭痛
• 頭痛が徐々に悪化する、または頻度が増している
• 手足の麻痺
・しびれ、ろれつが回らない、視野異常
• 発熱や首の硬さを伴う
• 50歳以降で初めて発症した頭痛
これらのサインがある場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。月経関連と思われていても「今回だけ違う」と感じたら早めの相談をおすすめします。
3. CT検査とMRI検査の違い(頭痛で検討される場合)
頭痛の原因精査で画像検査が行われることがあります。CTとMRIはそれぞれ得意分野が異なります。
突然の激しい頭痛で出血を迅速に除外したい場合などは、CTが選ばれることが多いです。
• より詳細な評価が必要な場合や、被ばくを避けたい場合などは、MRIが検討されます。
検査の必要性や選択は、症状・経過・身体所見を総合して医師が判断します。すべての頭痛で画像検査が必須というわけではありません。
当院ではマルチスライスCTを院内に備えており、必要に応じて受診当日にCT検査を検討できます。
4. 女性頭痛外来で検討できるホルモン療法の選択肢
月経関連の頭痛に対して、ホルモンの急激な変動を抑える方法が選択肢になることがあります。前兆(閃輝暗点など)の有無や年齢・喫煙歴・既往歴などにより、適した方法は異なります。医師が問診・診察のうえ判断します。
主な選択肢の例は以下のとおりです。
• 低用量ピル(エストロゲン+黄体ホルモン配合)
ホルモンの変動を抑えることで、月経関連の頭痛や生理痛の軽減を検討できる場合があります。超低用量タイプも含まれます。
• 新しいタイプのエストロゲンを含むピル
体内で生成される成分に近いエストロゲン(エステトロールなど)を含む製剤も選択肢として検討されることがあります。
• ミニピル(黄体ホルモン単剤)
エストロゲンを含まないため、前兆のある片頭痛がある方や、従来の低用量ピルが適さない方でも検討できる場合があります。血栓症リスクの観点からも選択されることがあります。
• 連続投与(休薬期間を減らす・なくす方法)
低用量ピルなどを連続して服用し、休薬期間(消退出血)の回数を減らす方法です。エストロゲンの急低下が起こる頻度を抑えることで、頭痛の誘因を減らすことを検討します。
• 黄体ホルモン療法(プロゲステロン製剤など)
エストロゲンを含まず、黄体ホルモンのみを用いる方法です。排卵を抑制しホルモンバランスの急激な変動を抑えることを目指します。子宮内膜症や月経困難症を合併している場合のトータルケアとしても選択されることがあります。
これらの治療はすべての方に適するわけではなく、禁忌や注意事項があります(例:前兆のある片頭痛ではエストロゲン含有製剤が適さない場合があるなど)。効果には個人差があり、副作用やリスクについても診察時に詳しく説明します。痛み止めや片頭痛の急性期治療薬・予防薬との組み合わせもあわせて検討します。
5. 予約なし受診と即日CT検査について
当院は予約なしで当日受診可能です(混雑状況によりお待ちいただく場合があります)。公式LINEから当日の順番予約を利用すると、よりスムーズに受診いただけます。
頭痛の原因を調べる際、二次性頭痛を除外するために画像検査が必要になることがあります。院内にマルチスライスCTを備えているため、医師が必要と判断した場合は受診当日にCT検査を検討できます。結果を踏まえてその後の方針を相談します。
地下鉄大濠公園駅から徒歩2〜3分のアクセスです。婦人科と頭痛外来をあわせて診られる点が当院の特徴の一つです。
6. 受診の目安
• 月経周期と関連して頭痛・吐き気が繰り返し、日常生活に支障が出る
• 市販の痛み止めでは十分に対応できない、または使用頻度が多い
• いつもと違う頭痛や、上記の注意サインがある
• ホルモン療法の選択肢について相談したい
• 画像検査が必要かどうか確認したい
まずは症状の詳細をお聞きし、必要に応じて検査や治療方針を一緒に考えます。
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 前兆(閃輝暗点など)のある片頭痛でもミニピルは検討できますか?
A. 前兆のある片頭痛がある場合、エストロゲンを含む低用量ピルは禁忌となることが多いです。ミニピル(黄体ホルモン単剤)はエストロゲンを含まないため、選択肢として検討できる場合があります。ただし、個々の状態により適否が異なるため、医師の診察を受けて判断してください。
Q2. 連続投与とはどのような方法ですか?
A. 低用量ピルなどを休薬期間なく(または休薬期間を短くして)連続して服用する方法です。休薬期間中のエストロゲン急低下を減らすことで、月経関連の頭痛の誘因を抑えることを検討します。出血の有無や体質に応じて調整します。
Q3. 月経時の頭痛と吐き気があれば、必ず二次性頭痛の可能性がありますか?
A. いいえ。片頭痛などの一次性頭痛でも吐き気はよくみられます。ただし、突然の激痛や神経症状(麻痺・しびれ・意識障害など)を伴う場合は二次性頭痛の可能性を考え、早めに受診してください。
Q4. CTとMRIはどちらを受けるべきですか?
A. 症状や緊急性によって異なります。急性の出血を迅速に確認したい場合はCTが、より詳細な脳の評価が必要な場合はMRIが検討されることが多いです。医師が診察の上で必要性と種類を判断します。
Q5. 即日CT検査は誰でも受けられますか?
A. 医師が診察の結果、必要性があると判断した場合に検討します。すべての頭痛で必須ではなく、症状や経過に応じて選択します。当院では院内CTを備えているため、必要な場合は当日の検査を検討できます。
Q6. 予約なしでも受診できますか?
A. はい。当院は予約なしで当日受診可能です。混雑状況によりお待ちいただく場合がありますので、公式LINEから順番予約をご利用いただくとスムーズです。
Q7. 低用量ピルやホルモン療法はすぐに効果が出ますか?
A. 効果の現れ方には個人差があります。ホルモン環境が安定するまでに一定期間を要する場合もあります。副作用や適否についても、開始前に医師から説明を受けてください。
Q8. 市販の痛み止めを月に何回も使っていますが問題ありますか?
A. 痛み止めの使用頻度が多いと、薬剤の使用過多による頭痛につながる可能性があります。繰り返す月経関連の頭痛がある場合は、根本的な対応を検討するため相談をおすすめします。
Q9. 婦人科と頭痛外来を同時に相談できますか?
A. 当院では産婦人科専門医が頭痛外来も担当しており、月経関連の頭痛についてホルモン療法を含めた総合的な相談が可能です。
注意
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を行うものではありません。治療の選択・効果・副作用は個人により異なります。症状が気になる場合は医療機関を受診してください。記載内容は公開時点の一般的な医学情報に基づいています。
監修・執筆
大濠パーククリニック
院長 八谷俊朗
(医学博士・日本産科婦人科学会専門医 ・労衛衛生コンサルタント)
🏥 大濠パーククリニックの診療科目・特徴とLINE予約方法
天神から3分、地下鉄大濠公園駅から徒歩2分のクリニックです。お仕事帰りや家事の合間に、診断・検査をスムーズに進められるよう体制を整えています。
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頭痛外来・婦人科・内科などの保険診療を行っています。
お仕事帰りや家事の合間にも受診しやすいよう、診療の流れを工夫しています。
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※自由診療は保険適用外です。
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当院では16列マルチスライスCTを設置しており、頭部・肺・腹部のCT検査について、来院当日に実施可能な場合があります。頭痛外来・内科・婦人科などの保険診療から、各種CT検査(健康診断)まで対応しています。
■ 予約について
保険診療(頭痛・婦人科・内科など)は予約制ではないため、直接のご来院も可能です。ただし、混雑状況や医師の判断により、当日実施できない場合もござい