低用量ピルでカンジダになりやすい?

 

妊娠中は、プロゲステロンが大量に分泌されることにより腟内のpHが酸性に傾きカンジダ菌が繁殖しやすい環境になります。

低用量ピルには、妊娠している時と同じホルモンの状態にする働きがあります。そのため腟内が酸性になることにより、カンジダ症が発生しやすくなるのです。

カンジダ菌はエストロゲン様物質を放出することで、排卵がなかったり、生理不順になることがあります。

カンジダ菌はその遺伝子(DNA)の中に、エストロゲンと結合するタンパク質を合成するコードを持っていることがわかりました。

カンジダ菌が増えるとこのタンパク質が大量に作られ、エストロゲンが過剰に産生していると錯覚し、肝臓に達しエストロゲンを作らなくなる可能性が高いことが報告されています。