多汗症と制汗剤等 

パースピレックス

多汗症

 

当院では多汗症の治療を行っております。冬場は落ち着いていましたが夏が近ずき、また患者さんが増えてきてます。

 

病態:多汗症は、手のひらや顔・頭部・脇・足のうらの限局した部位に多量の発汗がみられる疾患。

緊張・不安などのストレスから一時的に交感神経が狂って多汗症になることはない。

交感神経が亢進している状態。

有病率:手の多汗症で5.3%、足で2.7%、脇で5.7%

<多汗症診断基準>

1)最初に症状がでるのが 25 歳以下であること

2)対称性に発汗がみられること

3)睡眠中は発汗が止まっていること
4)1週間に 1回以上多汗のエピソードがあること

5)家族歴がみられること
6)それらによって日常生活に支障をきたすこと

掌蹠多汗症の重症度分類 (ピーク時)

グレード1   手のひらが濡れるぐらいに発汗するが拳を握っても汗が滴下しない。

グレード2   拳を握ると汗が滴下する状態。

グレード3   手のひらを開いていても汗が滴下します

治療;

1)制汗剤(塩化アルミニウム含有)   汗中の成分(主に蛋白質)とし制汗剤の主成分アルミニウムが凝固物を形成し、それによって汗孔を閉塞、 一部では継続使用にて汗腺の萎縮が報告されています。(自由診療)

パースピレックス

1回の使用で65%の発汗抑制が72時間以上持続することが実証されています。

妊娠中の方から12才以上の方にも安全に使用できます。

塗る頻度:

最初1週間は毎日、その後週5-6日から徐々に減らし、週2-3回以下でも有効になります。

効果持続期間:3-5

入浴:入浴後も効果は残る

2)自律神経調節剤 150mg 3×

3)     抗コリン剤:1錠を1時間前に、月一回程度使用。最大一日3回、重要な会議の前とかに使用される方がおられます。

※副作用として視覚調節障害,口渇,悪心・嘔吐,嚥下障害,頭痛・頭重感など

4)漢方薬:柴胡加竜骨牡蛎湯、黄連解毒湯、防已黄耆湯、補中益気湯(保険適応)

5)ボトックス注射(ボツリヌス毒素注射):重症は保険適応

6)抑えるツボ

1)顔、頭ー両方のバスト上5cmか、大包(両脇下指5本(6肋間)を手のひらで数分間圧迫―芸子さんが夏に汗をかきたくないので胸にさらしを巻いているのはこのためです。ブラジャーを1ホック位きつくする

2)手ー労宮(手を握りしめた時に中指の先端が当たるところ)を左右の両方を5秒ほど揉む

3)上半身全体―両サイドのへそより上の辺りを圧迫。スカートやパンツのベルトを少し上にあげ、キツめに縛る

4)下半身ー両方の腰:腸骨か大転子(起立で手首の位置)をつねる、親指で圧迫