風邪の頭痛と片頭痛・緊張型頭痛の違いとは?副鼻腔炎の併発リスクと正しい市販薬の選び方
いつも大濠パーククリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。
「熱っぽくて頭がズキズキ痛む、これはただの風邪?」
「風邪薬を飲んでいるのに、お辞儀をすると顔や頭の痛みがひどくなる」
「市販の痛み止めを毎日のように飲んでいるけれど、本当にこれで大丈夫?」
季節の変わり目や疲れが溜まったとき、風邪とともにやってくる頭痛。しかし、その頭痛は本当に「風邪だけ」が原因でしょうか?実は、風邪をきっかけに持病の慢性頭痛が引き起こされていたり、風邪から「副鼻腔炎(蓄膿症)」を併発して激しい顔面痛や頭痛が起きているケースが少なくありません。
当院(福岡市中央区・大濠公園駅徒歩3分)の頭痛外来には、市販薬の選び方や「風邪だと思っていた頭痛」の長引きでお悩みの方が多くご来院されます。今回は、風邪で頭痛が起こる仕組みと、他疾患との正しい見分け方、精度高く診断するためのCT検査、そして適切な薬の選び方について解説します。
1. なぜ風邪を引くと頭が痛くなるの?(風邪で頭痛が起こる作用)
風邪を引いたときに頭痛が起こるのには、人間の体がウイルスと闘うための明確な免疫作用(メカニズム)が関係しています。
- 免疫物質(プロスタグランジン)の産生: ウイルスが体内に侵入すると、体はこれらを退治するために「サイトカイン」や「プロスタグランジン」という物質を大量につくり出します。
- 血管の発熱・拡張作用: プロスタグランジンには、体温を上げてウイルスの増殖を抑える役割(発熱)がありますが、同時に「血管を拡張させ、痛みの神経を刺激する」という作用も持っています。
- 頭痛の発生: この物質の作用によって脳の周囲の血管が急激に広がり、周囲の神経を圧迫・刺激することで、ズキズキとした風邪特有の頭痛が発生します。
風邪による頭痛は通常、発熱やのどの痛み、咳、鼻水といった他の症状の回復とともに数日(一般的には1週間以内)で自然と軽快していきます。もし風邪の諸症状が治まっても頭痛だけが続く場合、頭痛の原因検索にCTを用いて検査する必要がある慢性頭痛を合併しているか、別の原因が隠れています。
- 片頭痛(ズキズキ痛む): 風邪による発熱やストレス、自律神経の乱れが引き金(トリガー)となり、片頭痛の発作が誘発されることがあります。頭の片側(または両側)がドクドクと心臓の拍動に合わせて痛み、光や音に敏感になる、吐き気がするといった特徴があります。
- 緊張型頭痛(締め付けられる痛み): 風邪で寝込んで同じ姿勢を続けていたり、寒さで体がこわばったりすると、首や肩の筋肉が緊張して起こります。頭全体がギューッとバンドで締め付けられるような重い痛みが持続するのが特徴です。
当院が頭痛外来で対応している詳しい分類については、一次性頭痛の疾患と概要のページでも解説しています。
2. 【要注意】風邪から「副鼻腔炎」を併発しているときの頭痛
風邪を引いたあとに「鼻水が黄色くドロドロしてきた」「お辞儀をしたり、下を向いたりすると頭や顔が激しく痛む」という場合は、風邪のウイルスや細菌が鼻の奥の空洞(副鼻腔)に入り込み、炎症を起こしてウミが溜まる「副鼻腔炎(蓄膿症)」を併発している可能性が非常に高いです。
副鼻腔炎による頭痛・顔面痛の特徴
- お辞儀や下を向いたときに痛みが悪化する(頭の位置を変えると溜まったウミが移動し、神経を圧迫するため)
- 眉間のあたり、目の周り、頬の骨あたりが重苦しく痛む
- 歯の浮くような痛みや、頭の重い感じ(頭重感)が続く
一般的な風邪の頭痛や片頭痛とは治療アプローチが全く異なり、抗生物質や鼻の炎症を抑えるお薬が必要になります。当院では、このようなケースにおいて頭痛と副鼻腔炎の関係性を重視し、必要に応じて院内のCT(マルチスライスCT検査)を用いて副鼻腔の状態を正確に画像診断しています。
3. 市販の解熱鎮痛薬・風邪薬を選ぶときの注意点
急な頭痛や発熱に対し、ドラッグストアで市販の痛み止め(解熱鎮痛薬)を購入して服用する方は非常に多いかと思います。当院でも症状や体質に合わせて頭痛に鎮痛剤を使い分けていますが、市販薬を自己判断で使用する際にはいくつか大きな注意点があります。
① 「薬物乱用頭痛」へのリスク
「頭痛が起きるのが怖いから」と、月に10日以上、または毎日のように市販の鎮痛薬を飲み続けていると、脳が痛みに過敏になり、かえって毎日頭痛が引き起こされる薬物乱用頭痛(薬剤の使用過多による頭痛)という状態に陥ってしまいます。「薬が効かなくなってきた」と感じたら、乱用のサインです。
② カフェイン依存に注意
市販されている多くの頭痛薬や総合風邪薬には、鎮痛効果を補助するために「無水カフェイン」が含まれています。カフェインは一時的に血管を収縮させて片頭痛の痛みを和らげますが、連用するとカフェインが切れたときに逆に血管が拡張し、激しい頭痛(離脱症状)を引き起こし原因になります。
4. 大濠パーククリニックの頭痛外来・女性頭痛外来での治療
「ただの風邪の頭痛」と自己判断して間違ったケアを続けると、副鼻腔炎の悪化や頭痛の慢性化を招いてしまいます。当院では、患者様一人ひとりの頭痛のタイプを正確に見極め、最適な処方を行います。
- 専門的なお薬の処方: 片頭痛の発作に対しては、市販薬では対応できないトリプタン(片頭痛治療薬)などの専門薬を最適なタイミングで処方します。
- 女性に寄り添う女性頭痛外来:
女性の頭痛は、風邪による体調不良だけでなく、生理周期に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の変動が深く関係していることが多々あります。ピルを使用した治療一覧や低用量ピル、あるいはエストロゲンを含まないミニピル(エナボエ等)を用いたホルモンコントロール、体質に合わせた漢方薬の併用など、婦人科的な視点も融合させた多角的な治療をご提案できるのが当院ならではの強みです。
福岡市中央区で長引く頭痛にお困りなら、お気軽にご相談ください
「風邪が治ったのに頭痛だけがずっと残っている」「下を向くと顔や眉間が痛い」「市販の痛み止めが手放せない」という状態は、体が発している「専門医に相談してほしい」というサインです。
頭痛を我慢して市販薬を飲み続ける必要はありません。大濠パーククリニックについての詳しい診療方針や、初めてご来院される方向けの大濠パーククリニック 初診の方へのご案内をご覧いただき、ぜひ一度当院へお気軽にご相談ください。適切な診断と治療で、頭痛に悩まされない健やかな毎日を一緒に取り戻しましょう。
【大濠パーククリニック 診療のご案内】
天神から3分、地下鉄大濠公園駅から徒歩2分のクリニックです。お仕事帰りや家事の合間に、最短ルートで診断・検査を完了させます。
■ 医療法人 清涼会 大濠パーククリニック
* 住所: 〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT 2F
* アクセス:
- 地下鉄大濠公園駅 ③番または⑥番エレベーター出口から徒歩2分(天神から3分、博多駅から9分) - 西鉄バス 大濠公園バス停正面
* 電話番号: 092-724-5520
* 地図:
■ 診療科目
(保険診療):
(自由診療): GLP-1ダイエット、健康診断、予防接種、ピル、脱毛症(AGA)、ED、ビタミン点滴、美容皮膚科
※美容皮膚科・健康診断などは一部予約制となります。
■ 診療受付時間
平日: 9:30~12:00 / 13:30~18:00 土曜: 9:00~15:30(昼休みなし)
* 休診: 日曜・祝日
■予約不要: 保険診療(頭痛外来・婦人科・内科など)は予約制ではございませんので、直接のご来院も可能です。
※美容皮膚科・健康診断等は一部予約が必要です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 受診をご検討の方へ:待ち時間短縮のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当院では、待ち時間を有効に活用いただけるよう、LINEによる順番待ちシステムを導入しております。
* LINEで順番取り: 当日深夜0時から、LINE上で受付番号の発行とWEB問診が可能です。
* 混雑状況の確認: リアルタイムで現在の待ち人数を確認できるため、ご自身の順番が近づくまで外出先やご自宅でお過ごしいただけます。
▼ LINE順番待ち&WEB問診のカンタン5ステップ
1. 大濠パーククリニック公式サイトを開く
2. 画面一番下の「LINEを登録(緑)」ボタンを押す
3. メニュー画面を開き、「当日順番予約」を選ぶ 4. 「当日発券予約」→「順番札の発券」を押し、必要事項を入力
5. 発券完了後、LINEに届く「メルプWEB問診票」に来院前にお答えください
最終更新日:2026年6月6日