雷鳴頭痛

雷鳴頭痛とは,突然に出現し,1分以内にピークに達する重度の頭痛である。

原因が同定できる2次性とわからない1次性に分けられる。

1)一次性

突然に出現し, 1 分未満で痛みの強さがピークに達する 激しい頭痛で。1時間~10 日間持続する 。数週または数ヶ月にわたって,定期的な再発はない 。その他の疾患によらない (二次性が全て除外され)

誘因として、入浴、シャワー、性交、運動、バルバサルバ負荷、感情などがある。

 

2)二次性

くも膜下出血、急性硬膜下出血、未破裂嚢状動脈瘤、脳梗塞、脳内出血

頸動脈または椎骨動脈の解離、脳静脈洞血栓、

可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)、下垂体卒中、特発性低頭蓋内圧性

第3脳室コロイド嚢胞、 頭蓋内感染症による頭痛、 急性鼻副鼻腔炎