豆知識 頭痛
実は300種類もある頭痛のタイプ|自分の症状はどれ?見分け方と受診の目安
(最終更新日:2026年8月7日)
「頭痛」は様々な原因で起こります。
世の中には、なんと「300種類以上」もの頭痛が存在することをご存知でしょうか。
これは世界的な基準である『国際頭痛分類』で細かく定義されているものですが、「そんなに種類があったら、自分の頭痛がどれなのか分からない」と不安になってしまいますよね。
しかし、私たちが日常で経験する頭痛の大部分は、大きくいくつかのタイプに分類することができます。今回は、300以上ある頭痛の中から、私たちが特に知っておくべき「代表的な頭痛」と、命に関わる「危険な頭痛」の見分け方を分かりやすく整理して解説します。
ます。
世界共通の診断基準である『国際頭痛分類 第3版(ICHD-3) 』には300種類以上の頭痛があると分類されています。
難しく感じるかもしれませんが、この300種類以上の頭痛は、大きく分けると以下の「2つのグループ」に分類することができます。
- 一次性頭痛(頭痛もちの頭痛): 検査をしても脳に異常が見つからない、頭痛そのものが病気であるタイプ(全体の多くを占めます)。
二次性頭痛(他の病気が原因の頭痛): 脳の病気やケガなど、明確な原因があって引き起こされる頭痛(中には命に関わるものもあります)。
一次性頭痛
他にはっきりとした原因や疾患が見当たらない、「頭痛そのものが病気」の頭痛です。
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛
二次性頭痛
他の疾患が原因となり起こる頭痛です。例えば:
- 脳腫瘍
- 髄膜炎
- 脳炎
- クモ膜下出血
- 脳卒中
国際頭痛分類第3版の大分類(2018年)
I 一次性頭痛
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)
- その他の一次性頭痛疾患
II 二次性頭痛
- 頭頸部外傷・傷害による頭痛(例:むち打ちによる持続性頭痛)
- 頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血)
- 非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍)
- 物質またはその離脱による頭痛(例:薬剤の使用過多による頭痛)
- 感染症による頭痛(例:髄膜炎)
- ホメオスターシス障害による頭痛(例:高山性頭痛)
- 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛または顔面痛(例:急性副鼻腔炎)
- 精神疾患による頭痛
III 有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛およびその他の頭痛
- 脳神経の有痛性病変およびその他の顔面痛 (例:三叉神経痛)
- その他の頭痛性疾患