作用機序
ホルモン量は妊娠時の1/20ですが、妊娠に近い状態になり、排卵を抑え、着床抑制、子宮内精子流入を防ぐことで妊娠しにくくなります。
使用上のメリット
・妊娠回避率は99.8%と非常に高い
・生理痛の軽減、月経量の減少
・ニキビの改善
・疾病予防と治療(子宮内膜症、PCO<多嚢胞性卵巣症候群>、子宮体癌、卵巣がん)
使用方法
・初回は月経初日から服用始めます。28錠タイプだと色が変わる(休薬期)24錠目あたりから生理様の消褪出血が5日間程度続きます。 薬がなくなる前に受診ください。副作用の確認や2シート目以降の服用方法を説明します。
・2シート目以降は28錠飲みきったら、翌日より新しいシートの1錠目から飲み始めてください。
・3回目以降は複数月の処方も可能になります。
※なお、2周期生理が無い場合は妊娠も疑われます。(ピルによっては経血量が極端に減り生理が来ない場合もあります)
使用できない場合
・35才以上でタバコを1日15本以上喫煙されている方
・閃輝暗点を伴う片頭痛
・血栓症の既往のある方
・高血圧、脂質代謝異常、糖尿病でコントロール不良の方
定期検査
・半年ごと・・・血圧、肝機能検査
・1年ごと・・・子宮がん、乳がん検診
飲み忘れ時の対応
・1日忘れ服用予定時間前に気づく→すぐ1錠、その後予定時間に予定のピル1錠服用
・1日忘れ服用予定時間に気づく→予定時間にピル2錠同時に服用
・2日以上忘れる→使用中のシートは中止→次回生理を待って新しいシートから服用を再開
※服薬中止中は他の避妊方法を行ってください。
副作用
・不正出血・・・最初の2、3周期…10%以上、その後…4~9%(6ヶ月以内にほとんどなくなります)
・嘔気・・・6%
・下腹部痛・・・1%
・頭痛・・・4%
・乳房痛・・・3%
・体重増加・・・0.3%
・めまい
料金
料金(税抜):1シート1980円〜(初診時のみ診察料2,880円)