過敏性腸症候群に漢方薬
過敏性腸症候群(IBS)は便秘や下痢を繰り返して、腹痛や膨満感を伴います。
有病率 : 男性10.3% 女性14.7%
過敏性腸症候群(IBS)の診断基準(Rome III criteriaによる
1ヶ月に3日以上腹痛か、腹部不快症状の繰り返す状態が3ヶ月以上継続し、 下記の2項目以上を満たしていること
- 排便に関連した疼痛がある。(排便による症状の改善)
- 疼痛が排便回数の変化を伴っている
- 疼痛が便の硬さの変化を伴っている
分類:
便の形状と頻度から便秘型」、「下痢型」、「混合型」、「分類不能型」の4つの型に分けられます。
治療法:漢方薬が有効な場合もあります。
便秘型に大建中湯
下痢型に半夏瀉心湯、六君子湯
混合型には桂枝加芍薬湯
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子宮筋腫にレルミナ錠
交通事故の耳鳴りに漢方薬
交通事故後に耳鳴りをきたすことがあるが故に、漢方薬や抗てんかん薬などが有効なことがある。
早期から検査(CTやレントゲン.聴力検査)を行う必要があります。
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慢性腎臓病(CKD)
成人の7人に1人が慢性腎臓病で進行すると透析や腎移植が必要となる場合があります。
CKDの診断基準:
以下2つのいずれか、または両方が3か月以上続く場合
(1)尿検査(尿蛋白)や血液検査(血清クレアチン、尿素窒素)、画像検査、病理(腎生検)で腎臓の異常が明らか。
クレアチニンは筋肉から産生される老廃物で、腎臓から尿に排泄されるため、運動や高タンパク食で高くなったり、腎機能が低下すると、血液中のクレアチニンが増加します。
尿素窒素は尿素中に含まれる窒素の量です。タンパク質が代謝され尿素となって腎臓から排泄されます。
尿素窒素が増えるのは、タンパク質の摂取量が多い、脱水、発熱や、腎臓から尿素の排泄が悪くなった時です。
(2)推定糸球帯濾過量eGFR(estimated Glomerular Filtration Rate: 1分間あたりに血液が糸球体でろ過され量)が60ml/分/1.73㎡未満
CKDの症状:
倦怠感、食欲不振、むくみや息切れ
CKDの予防:
減塩、適度な運動、飲酒制限、禁煙、減量
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レイボーの副作用対策
レイボーはジタン系の片頭痛治療薬です。早く効く、持続時間が長い、飲むタイミングが少し遅れても有効、トリプタン製剤で起こりやすい血管収縮作用による副作用(頭、頚・胸・咽頭・肩の締めつけ感や圧迫感、息苦しさ)が出にくいのが利点ですが、脳血管関門を通過することによる眠気やめまい(めまい35%傾眠22%)を起こしやすくなります。
副作用は40分で発現し〜4.5時間で消失します。
予防としては空腹避ける(パン、砂糖、牛乳摂取後30分で服用(飴玉無効))などが有効なようです。
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