薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)(MOH)  大濠パーククリニック

2013年、国際頭痛学会誌 で国際頭痛分類第3版(ICHD-III)のbeta版が発表されました。2014年、日本語版を作るに当たり(1998年に初版、2004年に第2版以来の大幅改定です)、以前、薬物乱用頭痛(MOH:Medication Overuse Headache)と言われていたものは、日本では、覚醒剤などの違法薬物の乱用とまぎらわしいとの指摘 が医師、患者からされていたこともあり、『薬剤の使用過多による頭痛』と名を変え、二次性頭痛分類されました。 『薬剤の使用過多による頭痛』の診断基準 A.以前から頭痛疾患をもつ患者において、頭痛は 1ヵ月に15日以上存在する B.1種類以上の急性期または対症的頭痛治療薬を 3ヵ月を超えて定期的に乱用している C.ほかに最適な ICHD-3 の診断がない 1)エルゴタミン、トリプタン、オピオイド、複合鎮痛薬乱用頭痛は1ヵ月に10日以上、定期的に摂取している 2)単純鎮痛薬乱用頭痛は1ヵ月に15日以上、単一の鎮痛薬を摂取している 治療は、 1)現在使用薬物の中止 2)新たなトリプタンの使用 3)予防薬の開始 大濠パーククリニックでは、各種トリプタン、必要時複数の予防薬を使用し、漢方薬を取り混ぜながら、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)の治療を行っております。 医)清涼会 大濠パーククリニック 福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT2B ☎ 092-724-5520 福岡の頭痛外来と言えば大濠パーククリニックです。