スギ、ヒノキなどの抗原がIgE抗体と形成し、免疫細胞の肥満細胞と結合するとヒスタミン放出やロイコトリンを遊離させます。これらの物質が鼻粘膜に存在するムスカリン作動性アセチルコリン受容体に結合すると、鼻水、くしゃみや鼻詰まりなどの症状を引き起こします。

ノイロトロピンはワクシニアウィルスをウサギの皮膚に注射し、炎症を生じた皮膚組織から抽出分離した非タンパク性の活性物質を含有する注射液です。

ノイロトロピンは、鼻粘膜のアセチルコリン受容体を減らしたり好酸球の浸潤を抑えることで、鼻水、くしゃみや鼻詰まりなどの症状を改善します。

週1-2回注射をする事で、抗ヒスタミン剤内服だけでは、効果が弱い花粉症を改善する事が多くみられます。

※ステロイド注射ではありません。

ヒスタグロビンやケナコルト注射は行っていません。

医)清涼会　

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