片頭痛とピル 大濠パーククリニック

ピルにはエストロゲンとプロゲステロンと2つの女性ホルモンが入っていますが、特にエストロゲンの量は2倍近く違います。ピルを飲んでない場合、体内で急激なエストロゲンの減少が起こると、血管の収縮をコントロールするセロトニンという物質も減り、片頭痛が起こるのです。 ピルは一般には、3週間服用して、1週間服用を止める(休薬期間)と言う飲み方をします。この休薬期間に片頭痛は起こり易くなります。 前兆ある片頭痛患者はピルは禁忌 頭痛発作が起こり30分かれ2時間前に以下の症状が見られる方が片頭痛患者さんの約2から3割に見られます。 閃輝暗点:目の前にキラキラが見えて、拡大する、 体の一部がチクチクする、または感覚が鈍くなる 言葉が思うように出ない、話しにくい 若い女性が脳梗塞を起こしてしまう確率は1年間での発症は10万人のうち5~10人程度と高くありません。とされています。 前兆のあるタイプの片頭痛の人がピルを飲むと、脳梗塞のリスクは7倍に増える、ピルを飲み、その上タバコまで吸ってしまうと、脳梗塞のリスクは10倍にまで増えてしまうといわれています。 前兆のあるタイプの片頭痛の人は、ピルの使用は原則的に禁止されています。 どうしても必要な場合はエストロゲンの含有量を考えピルの種類や投与期間を変えたり、予防接種を短期間使用したり、ホルモン補充療法(HRT)に変更したりします。また、生理痛も考慮し、漢方薬、鎮痛剤、トリプタン製剤を調整します。 頭痛外来、婦人科、内科、美容皮膚科 医)清涼会 大濠パーククリニック 福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT 2B 電話:092-724-5520